アナルまるかじり

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2020年6月27日

セーファーセックス心掛けてる?アナルセックスの不安と感染症

SMドットコム

男性同士の性交でアナルセックスは欠かせない行為でもありますが、男性と女性とのセックスでもアナルを求める人が増えています。

アナルセックスは“危険だ”となんとなくわかっていても興味本位だったり、経験した時の気持ちよさが忘れられずに続ける人もいます。
また、生理時にはアナルを使えという意見もありますね。

そんな一般化してきているアナルセックスですが、今一度その危険性について知っていきたいところです。

知識があるのとないのとでは安全に対する意識が変わってきます。危険を知ったうえで楽しむためにも知っておきましょう。

セーファーセックスとは

まずセーファーセックスとはHIVなどの感染リスクを極力減少させながら“より安全なセックス”を目指すことを言います。
自分の為だけではなく大事なパートナーの安全、安心も考えるものとしてそれぞれに工夫しながらセックスを楽しもうという思考です。

アナルセックス時の悩み

通常のセックスとは違いアナルセックスにはいろんな危険と知識の薄さが不安を掻き立てます。
その不安の中からよく聞かれる質問を答えを添えてピックアップしました。

Q.洗っていればアナルを舐めるのは大丈夫?
A.綺麗に洗っていれば大丈夫と思いがちですが、目に見えない菌やウィルスは残っています。舐めることで感染することもあります。
ましてや舌をアナルの中に入れて刺激するなんてのはもってのほか。
アナルへ直接愛撫するのは避けたいところです。

Q.アナルへ中出しされたらどう対処したらいい?
A.まずはアナルを洗い精液を流します。
体内に入ってしまったのを出そうと、シャワーやウォシュレットなどを使うと逆に体内の奥に押し込むことになるので無理に出すのではなく自然に出てくるのを待ちましょう。

Q,中出しされなければ大丈夫?
A.中出しされなくてもコンドームを付けていなければ病気感染のリスクは高まります。
我慢汁であってもその人が病気感染者なら感染する恐れがあるためアナルに挿入するなら必ずコンドームを付けましょう。

Q.連続でアナルセックスを続けても大丈夫?
A.アナルセックス自体がそもそもセックスを想定した器官になっていないので長時間やり続けるのは避けた方がいいです。
長時間の刺激でアナルや体内が傷付きやすくなっていきます。
コンドームを付けているから大丈夫と思っていても腸内の粘膜はとても薄く、長時間刺激を与えれば傷付きやすくなるので感染のリスクが上がります。また切れるなど痔になることも考えられます。

アナルセックスで感染する病気

アナルセックスでは腸内の菌に気を付ければ特に大きな病気はないと考えている人もいるみたいですがそれは大きな間違いです。

ここではアナルセックスで感染する病気を紹介していきます。

HIV
HIVウイルスは性感染症の中でも最も危険で恐れられています。現在の治療では完治が難しくエイズの発症を薬物治療によって遅らせることしかできません。
先進国においては治療環境が整ってきているので昔よりは致死率が低下していると言え、発見が遅れエイズを発症してしまえば死に至るケースも十分になります。
また、治療が受けられない国では死に直結するなど世界的な問題となっています。

梅毒
感染して3年以上治療をしなければ全身に病原菌が広がり脳・心臓・神経系などに異常をきたし死に至ります。初期症状として感染した粘膜や皮膚に痛みのないしこり、太もも付け根の腫れ、感染部位近くのリンパの腫れが見られます。
感染した人の症状が出ているところや、精液、血液、腟分泌液などに存在し、口内感染している場合はキスでも感染します。感染を目視で確認できないアナルセックスでの感染が特に多いと言われています。
現在では治療薬である抗生物質ペニシリンが開発されているので治癒できる病気となっています。

尖圭コンジローマ
性器やアナル周辺に鶏のとさかのようなブツブツのイボのようなものが出来る病気です。発症すると完治するのが難しくイボを取り除いても3か月以内に再発することが多いです。
女性は特に自覚症状が感じにくく放置されることが多いです。

クラミジア
若い女性の感染率が非常に高く、性交経験のある高校生で10%以上が感染していると言われています。
女性は痛みがなく自覚症状がないため感染しても気づかずにいる人が多いですが、男性の場合尿道から膿が出たり、排尿時に軽い痛みを感じたりするので気付きます。
アナルセックスの場合、アナル付近の痛み、出血、直腸の粘膜が丸くボコボコになったりします。

B型肝炎
B型肝炎は、HIVやC型肝炎ウイルスより感染力の強いウイルスで性交により感染します。感染力が強いためピアスの穴あけ、カミソリなどの共用でも感染のリスクがあります。
B型肝炎は数か月で治ることもありますが、慢性化すると肝硬変や肝臓がんへの進行もあるので注意が必要です。

C型肝炎
C型肝炎は精液、膣分泌液、血液などに含まれていますが感染力が弱いので性交によって感染することは低いとされています。しかし、切れやすいアナルセックスでは血液と粘膜の損傷から感染が高いとされています。

アナルセックスで感染リスクを下げるには?

とにかくコンドームを付けることです。薄型タイプだと途中で破れることもあるので厚めのタイプか薄型を重ねるなどの工夫をしてリスクを軽減させていきましょう。
オーラルセックス用のゴムも販売されているのでフェラをする時も安全を優先することができます。

ナマ派からすると“気持ち良くない!!”と嫌がるかもしれませんが、もし病気になってしまえばそれどころじゃありません。

アナルセックスは楽しい・気持ちが良い・愛の表現としてやらずにはいられない人もいるでしょう。
自分は大丈夫と軽視せず、最善の安全意識を持ってアナルセックスを楽しんでいきたいですね。

※HIVとエイズの違い

HIV=エイズと認識している人もいますが実際は同じではありません。
HIVはヒト免疫不全ウィルスと呼ばれ人の免疫細胞に感染するウィルスです。エイズはHIVによって体の免疫力が低下し通常ならば跳ね返すことができる感染症でも発病してしまいます。この病気の状態のことをエイズ(後天性免疫不全症候群)と呼びます。

Shangri-La
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